ペットの延命治療・安楽死

ゆっくり長文を書く時間ができたので、少し前に考えていたことを。。。


一昨年の12月に先代飼い猫のクロスケを【扁平上皮癌】で看取った。
その翌年、公園で現在のまろチャメに出会ってウチに迎えた。
クロスケは12年生きた。十分立派なおじいちゃんだったと思う。
でも病院へ通っていると15歳、20歳とさらにご長寿な猫が普通にいて
12歳のクロスケなどまだまだ若輩者のように思えるほどだった。

現在、人間とほどではないにしてもペットの医療はめざましく進み高度化している。
寿命が延びていることで癌をはじめとする人間並みのさまざまな病気が発症しても
お金さえあれば高度な手厚い医療で治療をし、時には延命も可能になっている。

人間の世界でも【尊厳死】についてさまざまな議論があるけれど
本人の意識がしっかりしていれば延命治療を望むか望まないかを選択することができる。
ペットの場合、それを決めるのは飼い主(またはそれに相当する人間)だ。

****

少し前にある知人と話していてその方の飼っている15歳の犬が、
高齢によるものと思われるさまざまな症状が出ていると聞いた。
今後治らない病気になったときは迷わず安楽死を考えているということをおっしゃっていた。

この話を聞く少し前に、
いつもの公園でまろチャメを保護してくださったTさんと話をする機会があった。
Tさんは自力で水すら飲めなくなった時は苦しまないうちに安楽死をさせる方が良いという考えだ。
これまで200匹近い野良猫たちのお世話をして、
その中で病気や怪我などで悲惨な状態の猫の最期もたくさん見てきたTさんの下した結論なのだ。

****


今ウチにいるまろチャメはまだ深刻な病気になるには若いから、
もう少し先の話になるだろうけれど、いつか別れが来ることは覚悟しなければいけない。
猫たちより先に私が逝く訳にはいかない。ちゃんと猫たちを見送ってから私たち人間の番だ。
順番を間違っちゃいけないと思っている。


クロスケの時にもさんざん迷った。
かかりつけの獣医さんは延命の方法も安楽死という選択も両方示してくれて
双方の例(良かった点)を何度も話してくれた。

夫とも何度も何度も話し合ったが結局は決断できないまま
クロスケの状態が穏やかなうちは見守ろうということになっていった。

1.初めはエサや水を自力で摂れなくなったら考えよう。
2.次は強制給餌でも受け付けなくなったら考えよう。
3.痛みに苦しみもがくような状態になったら考えよう。
4.癌が肺に転移して呼吸が苦しくなったら考えよう。


結局【1】までで終わってしまったけどクロスケはいつも穏やかで時々元気になってくれたりして
飼い主を喜ばせてくれたまま静かにあっという間に逝った。


知人の話とTさんの話を聞いたのが近い日だったことでなんとなく頭に残っていたことと
その頃いつもの公園に住んでいたノラさんが病気になり保護され
病院で安楽死されたということを耳にし
これまで先の話だろうとずっとスルーしてきたこの件について考えることとなった。

結局、どんなに考えても結論は出なかった。。。
私自身、クロスケのことで安楽死について私なりに勉強して決して否定的な考えはないが
いざ今自分の目の前に突きつけられたら、
また迷って簡単には思い切ることはできないような気がする。

ペットのQOLを尊重するために安楽死を選択することを
ポジティブに考えれられる強い意志が私にはまだない。
頭ではわかっているつもりでも。。。



猫の気持ちが聞けたらいいのに・・・やっぱりこんなことを思ってしまう。



君たち、飼い主は君たちの一生のことをこんな風に時々考えることもあるんだよ。
ね、聞いてる? ゞ( ̄∇ ̄;)
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はいはいでおじゃる

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ふぉ〜〜い え? ご飯?








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by niyacat_96 | 2009-05-26 10:05 | | Comments(6)
Commented by fixx at 2009-05-26 20:40 x
猫にとっても、人間にとっても安楽死は難しい問題ですね。
苦しまない方がいいのか、負けが決まっていてもとことん生きるものとして闘いたいのか。
たまたま身内に後者がいたため、自分に関しては前者でいいか…と思ったりもするのですが、これだってその場になってみないと本気でそう思っているのかはわかりません。
猫に関しては看取る側として、その死を背負うのであれば、楽に旅立たせてやりたいという気持ちはあるのですが。
Commented by マリアンヌ at 2009-05-27 14:30 x
先日、知人の猫が20歳の大往生を遂げました。
2年前にもう駄目だと言われた猫でしたが、今年の春にはなんと千葉までドライブまで行ったそうです。
最後の2日間は食べ物、飲み物いっさい受け付けず、眠るように天国へと逝きました。 

苦しむ姿は本人(猫?)にとっても、近くにいる私たちにとってもつらいことです。
でも下手な延命処置をするより、まして勝手に人間が安楽死への道を選ぶより、私は猫自身に選ばせたいです。
…理想はこうなんですがね。ねっちゃんの時は、安楽死も選択肢の一つといった先生に対し、「ねっちゃんに選ばせます」と言ったら家に帰って間もなく逝きました。それが良かったかどうか、未だに答えは出ないのですが…
Commented by 青いうちのおやじ at 2009-05-28 10:11 x
こういうこともあるそうで。
www.asahi.com/business/update/0524/TKY200905230294.html
Commented by niyacat_96 at 2009-05-28 13:04
>fixxさん

私もあれこれ考えていましたが、結局その時になってみないとわからないという結論に達しました。
それって達してないですね…^^;

先々代のネコは腫瘍の摘出手術をしてそのまま回復せずに逝きました。
しかも最期を看取れなかった。
こんなことなら手術なんてしなければ良かったと本当に後悔したものです。
甘えん坊のネコだったのに、最期は飼い主に見捨てられたと思ったんじゃないかと考えるだけで申し訳なくて仕方がありません。

このこともあってクロスケの時は、後悔しないお別れを私たちなりに考えて見送ることができたと思っています。
ただひとつ、この問題(安楽死をさせるか否か)だけは次の課題として残りました。
幸い、クロスケは安楽死という選択を迫られることはありませんでしたが、もしかすると将来突きつけられる時がくるかもしれません。

>>楽に旅立たせてやりたい

この一言につきます。
この気持ちはありますが、現実になった時どんな決断ができるのか。
自分との闘いになりそうです。

つらい別れを何度も経験しているTさんの言葉はいつもとても重いです。

(長くなってすみません)
Commented by niyacat_96 at 2009-05-28 13:21
>マリアンヌさん

20歳の猫ちゃん、大往生でしたね。
もうダメと言われて、奇跡の回復をして何年も生きてくれたペットの話を聞くと、飼い主が諦めてはいけないんだという気持ちも出てきますね。

私も「延命処置」より「自然に任せる」としたいです。
ただし、痛み、苦しみ、ストレスが過度に見られた時・・・。

この時が責任者である私たちの飼い主として最期の責任を果たす時なのでしょう。

クロスケの時に学んだことや、Tさんから聞いたお話、マリアンヌさんやあの時励まし合ったにゃんず保護者会の皆さんとの出会いのおかげで、ずいぶんポジティブにペットの死と向かい合う覚悟ができたような気がします。

今は2匹の猫の一生を背負っていますからね〜^^;
元気で最期まで幸せにしてやりたいですね。。。
Commented by niyacat_96 at 2009-05-28 13:27
>青いうちのおやじさん

いいですね、これ^^
まろチャメが寿命を全うした後は、私たちの方が次の猫を受け入れるのが難しく(年齢的に)なりますから、きっと猫を飼うのはあきらめると思うのです。
でも、これだけ思い入れてしまったから、猫のいない生活なんてク◯ープを入れないコーヒーみたいになってしまいそうですから。
ってか、コーヒーにク◯ープ入れてないけど・・・(爆)

ただ人間はいいけど猫たちのストレスにはならないかだけがちょっと心配です・・・
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